(ネタバレ注意!!)データで観るNBA2020プレーオフ4強-選手スタッツ編-
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どこがファイナルに進出するか
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昨日はチームのスタッツを見てみましたが、今日は選手のスタッツを見ていきます。
今回見るスタッツは、現在残っている4チーム内での上位者を見ていきます。
攻撃面ではレイカーズとナゲッツが上位を占める
平均得点
① | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 27.6 |
② | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 27.1 |
③ | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 26.6 |
④ | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 25.7 |
⑤ | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 25.4 |
平均アシスト
① | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 8.8 |
② | レイカーズ | ラジョン・ロンド | 7 |
③ | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 6.4 |
④ | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 6 |
⑤ | セルティックス | ケンバ・ウォーカー | 5.3 |
平均オフェンシブリバウンド
① | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 2.9 |
① | ヒート | バム・アデバヨ | 2.9 |
③ | レイカーズ | ドワイト・ハワード | 2.3 |
④ | ヒート | ジミー・バトラー | 2.1 |
⑤ | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 1.7 |
⑤ | セルティックス | エネス・カンター | 1.7 |
攻撃面でのレイカーズのバランスの良さが際立ちます。
アシスト役にレブロンとロンドがいて、ロンドがいることによりレブロンが点を獲りにいきやすくなっています。
またオフェンスリバウンドでもアンソニー・デイビスとドワイト・ハワードは勿論ランクには入っていないですが、ジャベール・マギーも平均1.4本でTOP10入りしており、シューター陣の思いっきりに繋がる布陣となっているように見えます。
ナゲッツはマレーとヨキッチの突出したパフォーマンスで勝ち上がってきており、マレーの進化・ヨキッチが吠える場面もあり、士気が高いです。
攻撃面での負担が2人に偏っているように見えるので、いかにマイケル・ポーターJr.やモンテ・モリスやギャリー・ハリスが得点・アシストを増やし、負担軽減出来るかが勝ち上がるために重要になりそうです。
3P成功率
平均25分以上出場選手に限りました。
① | ヒート | ジミー・バトラー | 52.4% |
② | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 49.1% |
③ | レイカーズ | ラジョン・ロンド | 44.4% |
④ | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 44% |
⑤ | ヒート | ジェイ・クラウダー | 41.7% |
フィールドゴール成功率
平均25分以上出場選手に限りました。
① | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 58.6% |
② | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 55.3% |
③ | ヒート | バム・アデバヨ | 52.7% |
④ | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 51.5% |
⑤ | レイカーズ | ラジョン・ロンド | 51.2% |
フリースロー成功率
平均30分以上出場選手に限りました。
① | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 91.3% |
② | ナゲッツ | ジェレミー・グラント | 90.6% |
③ | セルティックス | ジェイレン・ブラウン | 89.6% |
④ | セルティックス | ケンバ・ウォーカー | 87.3% |
⑤ | ヒート | タイラー・ヒーロー | 85.7% |
各シュート成功率を見ると、ジャマール・マレーのシューターとしての素晴らしさが際立ちます。
フィールドゴールは6位の50.2%で、3Pは2位の49.1%・フリースローは1位の91.3%とシュートタッチの良さが分かります。
ヒートとナゲッツは3Pが強い為、競った展開でリードを奪いやすく、レイカーズはADとレブロンだけでなくロンドもフィールドゴール成功率でランクインするなど、安定した強さがあります。
前述したナゲッツと、セルティックスはフリースローが安定している為、大きく点を話されるような展開は少ないように見えます。
守備面ではセルティックスが目立つ
平均スティール
① | ヒート | ジミー・バトラー | 2.1 |
② | レイカーズ | ラジョン・ロンド | 2 |
③ | ナゲッツ | ギャリー・ハリス | 1.7 |
④ | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 1.6 |
⑤ | セルティックス | ジェイレン・ブラウン | 1.5 |
平均ブロック
① | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 1.5 |
② | セルティックス | ダニエル・タイス | 1.4 |
③ | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 1.3 |
④ | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 1.1 |
⑤ | ナゲッツ | ジェレミー・グラント | 1 |
⑤ | レイカーズ | ジャベール・マギー | 1 |
平均ディフェンシブリバウンド
① | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 9.5 |
② | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 9.1 |
③ | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 8.9 |
④ | ヒート | バム・アデバヨ | 8.2 |
⑤ | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 8 |
平均ターンオーバーの少なさ
① | レイカーズ | ダニー・グリーン | 0.6 |
② | レイカーズ | ケンテイビアス・コルドウェルポープ | 0.7 |
③ | セルティックス | ダニエル・タイス | 0.8 |
④ | ヒート | ジェイ・クラウダー | 0.9 |
⑤ | ヒート | ダンカン・ロビンソン | 1.1 |
守備面ではセルティックスのバランスの良さが目立ちました。
タイスとテイタムのブロックに、6位のマーカス・スマートやジェイレンブラウンのスティールとインサイドとアウトサイドの役割分担が明確で、インサイドの役割を全うしているテイタムはディフェンシブリバウンドでも上位に入りました。
また守備面でもレイカーズのデュオとロンドが目立ちました。
これだけのスタッツを残しているADとレブロンのいるレイカーズは、やはり優勝候補筆頭でしょうか。
疲労が気になるセルティックスとナゲッツ
平均出場時間
① | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 40.1分 |
② | セルティックス | ジェイレン・ブラウン | 39.2分 |
③ | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 39.1分 |
④ | セルティックス | マーカス・スマート | 38.5分 |
⑤ | セルティックス | ケンバ・ウォーカー | 38分 |
トータル出場時間
① | ナゲッツ | ジャマール・マレー | 547.4分 |
② | ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ | 526.4分 |
③ | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 481.2分 |
④ | セルティックス | ジェイレン・ブラウン | 470.4分 |
⑤ | ナゲッツ | ジェレミー・グラント | 469分 |
ナゲッツは2回戦連続で7戦戦ったのは勿論、ダブルエースの疲労が出てこないか心配な依存度を感じます。
またセルティックスはスターター4人が平均出場時間でTOP5入りと、スターターへの依存度が見える結果となりました。
オジェレイやワナメイカーなど時折光るプレーを見せるベンチメンバーもいるだけにベンチメンバーの活躍が鍵を握ります。
出場時間でのプラスマイナス
① | レイカーズ | アンソニー・デイビス | 108 |
② | レイカーズ | レブロン・ジェームズ | 101 |
③ | ヒート | ゴラン・ドラギッチ | 93 |
④ | セルティックス | ジェイソン・テイタム | 89 |
⑤ | レイカーズ | ダニー・グリーン | 88 |
プラスマイナスでは、レイカーズのNBA最強デュオがTOP2となりました。
5位のグリーンも優勝請負人のごとく流石の存在感です。
若きテイタムも一歩一歩スーパースターの階段を登っていっているように感じます。
ドラギッチがここで入ってくるところにヒートの強さを感じます。
やはり優勝候補本命はレイカーズでしょうか。チームスタッツも選手スタッツも安定しています。
今日からまた目が離せません。