(ネタバレ注意!!)2020/09/05NBAプレーオフ準決勝・ロケッツvsレイカーズ第1戦
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ロケッツ絶好のスタート!!
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ヒューストン・ロケッツとロサンゼルス・レイカーズによるウェスタンカンファレンス準決勝第1戦が本日行われ、ロケッツが112vs97で初戦を物にしました。
個人的にオクラホマシティ・サンダー時代から好きなラッセル・ウェストブルックが、今シーズンからロケッツに所属しているので、ロケッツに勝って欲しいと思っています。
ロバート・コビントンの200cmが一番背の高いスモールラインナップのロケッツと、213cmのジャベール・マギーに208cmのアンソニー・デイビス、205cmのキングことレブロン・ジェームズとスターターに200cm超えが3人いて、ベンチには208cmの元オールスターセンターのドワイト・ハワードがいるNBA屈指のビッグラインナップを誇るレイカーズの対照的な戦いです。
第1クウォーターは互い譲らぬ攻防に
最初のランを7-0とし、出だしこそレイカーズペースで始まった試合でしたが、ハーデンのシュートで反撃開始し、ハーデンからのアシストでPJタッカーの3ポイント、ウェストブルックのプルアップジャンパーにハーデンのフリースロー3本からの連続得点で追いつきます。
その後はお互い譲らずに点を取り合い、前半終盤にはロンドの3ポイントで迫り、第1クウォーターはロケッツ29vs28レイカーズと競った展開で終わります。
第2クウォーターはロケッツ優勢に
クウォーター序盤からリヴァースの連続3ポイントでロケッツがリードを拡げます。
そこからレイカーズのカルーソのフリースローとレブロンからのアシストでの3ポイントで差を縮めます。
そこからお互いに点を取り合い、残り1分半くらいまで2点差で進みます。
しかしウェストブルックの連続レイアップにハーデンの3ポイントで、8点差をつけて前半を終えます。
第3クウォーターはADとレブロンのNBA最強デュオのパワーでレイカーズが差を詰める
クウォーター序盤は1分間点の入らずでしたが、ADのレイアップ・レブロンからマギーのアリウープでレイカーズが差を縮めます。
ロケッツはPJタッカーのリバウンドで粘りますが、ADとロンドの元ペリカンズデュオのコンビネーションやレブロンアシストからのクーズマ3ポイントで2点差に迫ります。
クウォーター最後はウェストブルックのプルアップジャンパーで6点差で終えます。
勝負の第4クウォーター
第4クウォーター序盤はゴードンの大活躍で残り9分の時点でロケッツが15点差まで差を拡げます。
この時間帯ハーデン抜きで差を拡げたところにロケッツの戦力の充実を感じます。
コートサイドで熱心に選手に声をかけ続けていたハーデンのリーダーシップが感じられました。
ウェストブルックのレイアップを連続でブロックし、まだ試合は終わっていないと言うようなADの気迫溢れるプレーも出ました。
それでもその後すぐにWhy Not?のモットーそのままにハーデンのアシストからレイアップを仕掛け続け、決めたウェストブルック見事でした。
ADの3ポイントで差を詰めるも、ロケッツのタイムアウト明け早々にPJタッカーの見事なアシスト・スクリーンからのハーデンの3ポイントで勝負あり。
残り2:45秒の段階でAD・ダニーグリーン・レブロンの主力3人をベンチに下げ、レイカーズは第2戦に切り替えました。
この日の個人的MVPはPJタッカー
今日は36点取り、このプレーオフに入って大事な場面でのディフェンスが素晴らしくリーダーシップが強くなったと感じるハーデンも見事だったが、今日は特にPJタッカーをMVPに推したいです。
レブロンをイライラさせるディフェンスに、レイカーズのビッグマンに臆さず、試合の中でADの14本に続く9リバウンド。
ハーデンやウェストブルック、ゴードンが活きる攻撃時のスクリーンやポジションチェンジお見事でした。
現在35歳ながらまだまだ最高峰中の最高峰NBAのプレーオフで活躍する姿が楽しめそうです。
ロケッツは、それ以外の選手でもウェストブルックも怪我明けは点が取れず苦しんでいましたが、ようやく気迫とプレーが近づいてきて上がり調子の気配です。
スターターのコビントンもディフェンスで貢献し、チーム最長の38分出場。
ゴードンも23点とロケッツ第3の攻撃の男として見せ場を作り、ベンチのリヴァースやジェフグリーンも要所要所で決めていて、試合終了直後のジェフグリーン筆頭としたベンチメンバーの笑顔もチームの雰囲気の良さを感じる場面でした。
先ほどあげたハーデンのリーダーシップに関しては、クリス・ポールのサンダー移籍はハーデンにとって良かったのではないかと思います。
クリス・ポールもリーダーシップが強いタイプなので、ハーデンのリーダーシップが抑えられていた気もしていました。
今年個性の強いウェストブルックが加入したもののハーデンと試合前に一緒にダンスしていたり、一緒に雑誌に面白い格好で出たりと、仲の良さを感じ、良い意味でウェストブルックが引いてくれていて、ハーデンがリーダーシップを発揮しているように感じます。
先日のサンダー戦の勝負を決めるドルトへの3ポイントのブロックに、今日のスティールからのダンクも見事でした。
比較的守備の強かったサンダーと比べ、レイカーズの方がハーデンもやりやすいのではないかと思います。
ただサンダー戦で7戦まで行った疲労・1回戦のブレイザーズ戦でも第2戦から持ち直したレイカーズの修正力・カルーソにハワード、ロンドにクーズマとレイカーズのベンチ層の充実と不安要素もあります。
ハーデンのリーダーシップ・ウェストブルックの復調・PJタッカー、ゴードン、コビントンのいぶし銀の活躍・リヴァース、ダニエルハウス、ジェフグリーンのベンチ陣の粘りでレイカーズを破って欲しいと思います。