Written By mathew

NBA2020/21シーズン・序盤不調…頑張れラプターズ!!

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NBA.comのStatsページから得たデータを元に数字を分析していきたいと思います。
今回は、2020/21シーズン序盤戦を近年稀に見る絶不調スタートとなったトロント・ラプターズを振り返ってみます。
昨シーズンはオールスタースターターに選ばれたパスカル・シアカム、チームの重鎮でありリーダーのカイル・ラウリー、リーグを代表するポイントガードに変貌を遂げたフレッド・バンブリードと主力健在ではあるものの、マルク・ガソルとサージ・イバカを失いセンターの手薄感、本拠をトロントで活動できない点が懸念されていた今シーズン。
我らが渡邊雄太がメンバー入りし、昨季最優秀HC賞に輝き名将の風格も出てきているニック・ナースの手腕に期待しています。

NBAStats用語メモ

  1. 主なチームスタッツ・RTG
  2. 各チームスタッツ
  3. プレイヤースタッツ

主なチームスタッツ・RTG

rank
現在2勝6敗でリーグ全体27位。東では15チーム中13位。
2013/14シーズン以降カンファレンス4位以上に入り、7年連続プレーオフ進出を決めており、2018/19シーズンにはファイナル制覇、近年強豪と呼べる活躍を続けているラプターズが序盤勝率33%と苦戦をしています。
ちなみに最初の8試合で、同様に2勝6敗したのは、連続プレーオフ進出が始まる前年である2012/13シーズン以来の低空スタートとなっています。
また2012/13シーズンはカイル・ラウリーの加入年でもあります。
OFFRTG
OFFRTG推移
まずはオフェンスレーティングです。ほぼリーグ平均の109.8点と、悪くない数字です。
強いて言うなら近年と比較しても同等な為、得点は通常通りと言えそうです。
DEFRTG
DEFRTG推移
続いてディフェンスレーティングです。こちらは平均以下の111失点。
近年で比較すると、明らかに悪くなっていることが見受けられます。
それでも近年の最初の8試合のデータを見ると、80点台で抑えている試合もあれば、120点台取られているという試合が今シーズン同様にあるので、序盤は比較的ディフェンスが安定しない印象。
そうすると徐々にディフェンスは安定してくるのがラプターズとして、序盤は得点をもう少し取れないと勝てない試合が続く可能性があります。
NETRTG
NETRTG推移

各チームスタッツ

FG
FG推移
まずはFG%です。近年で見ると1%ちょっと落ちています。
それによりリーグでも26位の決定率となっています。
わずか1%ちょっととも言えますが、されど1%ちょっと。ちなみに1%ちょっと上昇するとリーグ平均くらいまで上がることで明らかなように、1%ちょっとの差は勝敗を左右し、仮にシュート試投数がおおよそ90本なので、1%で0.9本と約1本決まる=2点変わります。
NETRTGは、-1.2点なので、その1本を決めれるとプラスに転じます。
DREB
DREB推移
そしてディフェンスリバウンド。ガソル、イバカの離脱により発生した高さの問題が直結する部分かもしれません。
ここ3年と比較すると約1~2本数字を落としていますが、割とダメージは受けていないかもしれません。
オフェンスリバウンドもほぼ変わっていなかったです。もちろんディフェンスリバウンドを昨年・一昨年と同じ水準で取れれば、相手の2ndチャンスを摘み、自陣の攻撃チャンスが増えるので、戻したいところです。
一昨日7リバウンドを記録した渡邊雄太選手の活躍にも期待ですね。
PITP
PITP推移
また高さの問題を直接受けていそうなポイントがペイントエリア得点です。
リーグ24位と平均以下となり、直近3年と比較すると5,6得点減っています。
ここは先述の渡邊雄太選手の活躍チャンス、またパスカル・シアカムの奮起が求められる箇所かと思います。
PF
PF推移
パーソナルファウル数は、早急に減らす必要がありそうです。
リーグ28位、2014/15シーズン以降では2~4本ほど増えていて、仮にここでフリースローに繋がっていると、4~8失点増える可能性がある為、大きなウィークポイントとなっている可能性があります。
もともとカイル・ラウリーを筆頭にクレバーなイメージのあるラプターズの為、立て直しを期待する項目でもあります。

プレイヤースタッツ

PTS20-21
PTS19-20
まずポイントです。
シアカムの得点数が落ちた分は、バンブリードが補って余りある活躍でチームのポイントリーダーとして牽引しています。
ラプターズのエース格3人であるバンブリード、ラウリー、シアカムの合計得点は昨年とほぼ同等であります。
クリス・ブーシェイやOGアヌノビーの成長は大きいですが、昨年と比較するとロールプレイヤーの得点数に伸び代があります。
アシストから決めた得点の割合であるアシスト%は、今シーズンも60%ほどと変わらずチームプレイヤーの多いラプターズ。
昨シーズンのパウエルやイバカのように16点ほど獲れるロールプレイヤーへの変貌をアヌノビーやブーシェイが遂げるか、テレンス・デイビスやマット・トーマス、もしくは我らが渡邊雄太選手が10点くらい獲れるようになっていくことがチームを上位に上げていくために必要です。
PITP20-21
PITP19-20
そしてペイントエリア内得点です。
昨シーズンと比較すると、ペイントエリア内で2点以上取れているプレイヤーが、11人から8人に減少しております。
またノーマン・パウエルの低迷も気になります。
私はパウエルの思い切りのあるプレイが好きですし、特徴だと思っているので、是非また思い切りのあるプレイでチームの起爆剤になって欲しいです。
DREB20-21
DREB19-20
続いてディフェンスリバウンドです。
やはりイバカとガソルがいなくなったことでシアカムの負担が増えているように見えます。
その点、負担軽減できるのはベインズであり、我らが渡邊雄太選手だと思うので、奮闘を期待しています。
PF20-21
PF19-20
パーソナルファウル数です。ここにもシアカムのペイントエリア内での負担増が見受けられます。
もちろん本人のパフォーマンス起因も考えられますが、主にファウルが起きる場所はペイントエリア。
その中で主にプレイするシアカムのファウルが増えているのは、競り合いで今まで助けてくれていたイバカやガソルの不在が効いていると思います。
昨シーズンはファウル数も均一的だったのが、今シーズンは偏りが増えているので、バランスよくチーム内で負担を分散して欲しいところです。
ここでもやはり注目は渡邊雄太選手。チームを引き上げるのにはパウエルのオフェンス力・雄太選手のバランスとディフェンス力だと思っているので、ぜひここからの巻き返しの一翼をになって欲しいと思います。