Written By mathew

Jumping EP-Fabrizio Maurizi-

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開放への飛躍
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Fabrizio Maurizi(ファブリツィオ・マウリッツィ)は、イタリア・ボローニャ出身のDJです。
イタリア・ボローニャといえば、サッカー好きな私としては、かつて中田英寿やジラルディーノ、ディヴァイオが所属し、今では富安健洋を始め、長友佑都がインテル時代同僚であったパラシオやメデルが所属するチームを真っ先に思い浮かべます。笑

そんなボローニャは、実は長年に渡りデトロイトテクノのムーヴメントがあることで有名な街でもあります。
そんな街で育ったFabrizio Mauriziは街のレイブシーンから、ナポリのテクノシーンに魅了されて、更にリッチー・ホウティンに影響を受けてミニマルテクノのDJとなっていきます。

憧れのリッチー・ホウティンにデモを送り続け、ついに今ではリッチー・ホウティンの主宰するレーベルMINUSを代表するDJとなっています。

また元々ピアノを10年間勉強していたというテクノアーティストとしては意外な経歴もあります。
生まれてくる音楽は、どこかピアノに通ずる旋律を感じたりもします。

そして2020年10月2日にリリースされた今作Jumping-EPは、ミニマルテクノでもリカルド・ヴィラロボスに通ずるトロピカルな印象を感じる作品となっています。
やはりテクノでもイタリア人の持つラテンな空気感が凝縮されています。

1曲目のJumpingは、先述通りハッピーなトロピカルな楽曲となっており、2曲目は、そのJumpingをPierre CodarinのRemixとなり、よりダンサブルなハウスな印象の曲に仕上げています。

3曲目のNight and Dayでは、低音ループの始まりがとても気持ちよく、徐々に音数・種類が増えていく気持ちの良いサウンドとなっていて、4曲目のCaravelはリッチー・ホウティンのような硬派なミニマルテクノをFabrizio Mauriziが再定義したようなサウンドとなっています。

全体を通して、Fabrizio Mauriziの持つ様々な側面が楽しめ、我慢を強いられる状況を開放する彼の持てる技術を開放し、心躍らせる作品となっています。