Written By mathew

ENERGY-Disclosure-

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夏の終わりに迎える夏の祭り
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Disclosureが、ついに帰ってきました。

2018年8月に、Moonlight EPをリリースしたり活動は続いていたものの、Settleの頃のように派手さはなく、淡々と活動をしているように感じていました。

そして今年2月にKhalidとコラボレーションしたKnow Your Worth、Talkをシングルとしてリリースし、最前線への復活の気配が漂い始めていました。

そこから連続して、EcstasyやTondo、Expressing What Mattersのリリース。

今年8月開催予定であったフジロックフェスティバルへの出演決定。

ついに最前線へ帰還したと思うような2020年前半でした。

そしてサブスクで徐々に明かされる新曲。
SlowthaiとのMy High、Fatoumata DiawaraとのDouha(Mali Mali)、ENERGYと先行で配信されました。

これまでの2作品もUKで1位を飾っていたりと、常に最前線にいましたが、2作品目のCaracalは、1作品目のSettleの延長線上のように感じていて、Sam SmithやLorde、WeekndやGregory Porterらの参加もあり、とてもエモーショナルではあったものの世間に与えた衝撃度としては、1作品目の衝撃に比べ、鎮火した印象でした。

私はとても好きでしたが。
そして今作のENERGYリリース直前には、ユネスコ世界遺産のクロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園でのプレイを、フランスのメディアであるCercleのFacebookページで生配信されました。

個人的に、フランスのメディアであるCercleもDisclosureも大好きで至極のコラボを観れて幸せでした。

今回環境に影響を与えないようにスピーカーは使用せず、Disclosureの2人がヘッドフォンをつけながらのプレイとなりました。

リリース直前最後にはKehlaniとThe Internetでも知られるSydとのコラボであるBirthdayを公開。
そしてついに3作品目となるENERGYがリリース。

1作品目の衝撃も凄まじいものがありましたが、それはDisclosureを知らない状態での衝撃だったことを考えると、今回の衝撃は激しくアップデートされ、Disclosureを知っていながらもとても大きな衝撃を受けました。

今年の個人的なベストアルバムとなりそうです。
アルバム全体としての流れも最高で、一つのセットを聴いているように踊り続けられる構成になっています。

小出しのリリースの時からも感じていましたが、1曲1曲でそれぞれ聴いても最高で、様々なDJのmixに取り込まれ、様々な繋ぎを聴くのが楽しみです。

これまでのDisclosure作品からの変化としては、アフリカ系の楽器のような音色が増えたこと、マリのFatoumata DiawaraやカメルーンのBlik Bassyと言ったフランス語圏のアーティストとのコラボ。

そしてSlowthaiやMick Jenkins、Kehlaniら若きヒップホップスターとの共演による新境地の開拓。

KelisやCommonという経験豊富なスターまで、ジャンルも国境もボーダレスなコラボレーションでDisclosureの懐の広さを感じられます。


それだけでなくEcstasyやTondoではどこか初期のDaft Punkを感じさせながらも、新しいDisclosureサウンドを響かせ、2020年代エレクトロニックミュージックシーンを象徴するアルバムとなるような気概を感じます。


懐かしいサウンドと新しいサウンド、ジャンルも国境もボーダレスな今作は、夏の終わりに届いた夏をまだまだ楽しみたくなる祭りのようなアルバムでした。